肩こりの原因は、様々ですが今回は姿勢と、肩こりについてお話しいたします。
一般的にいって男性よりも女性の方が肩こりを訴えることが多いようです。これは男性に比べ女性の方が、首の筋肉が細いということに由来しています。

台所仕事にしろ、デスクワークにしろ、体の前で作業を強いられることが多い生活の中で、頭が両肩の上に正しく載っていれば、首の前後にバランス良く力が分散されますが(A)、姿勢が悪く前かがみになると、自分の頭の重さを首の後ろの筋肉で支えることになり、想像以上に負担がかかります(B)。
この姿勢が習慣になると、両肩が前方転移を起こします(C)。この状態が続くと胸の前の筋肉が縮まり肩甲骨の間の筋肉が力なく伸びてしまいます。そうなると今度は、自分の頭と腕の重みで、ますます背中が曲がってしまうという悪循環を繰り返してしまいます。これが肩こりの大きな原因の一つです。
■バランス体操
今回は縮まった胸の筋肉を伸ばし、肩を後ろに引き戻す、肩甲間部の筋肉の力をつける体操をお教えいたします。
背すじを伸ばしてお尻の後ろで手を組みます。(このとき肘は伸ばしたまま組みます)後ろに組んだ手をお尻から離さないようにして、両方の肩甲骨を寄せるように背中に力を入れ、同時に胸の前の筋肉をしっかり とストレッチします。
この体操のポイントは腰を反らさないということです。腰を反らしてしまうと視線が上がって姿勢が良くなったように感じますが、腰に負担がかかり、本来の意味での体操になりません。「胸を開く」というのが目的ですから、腰や胸を反っても、肩の前方転移は矯正されませんので、気をつけてください。力の入れ具合や、回数は自分がおこなっていて気持ちのいい範囲で決めていけば良いでしょう(自分のからだに聞くという感じをつかんでください。)。